真相は藪の中な話



秋葉原食み出し紀行第3弾。
神田やぶそばのせいろうそば750円。

蕎麦といえば、藪・砂場・更科の3系統が有名ですが、
その中の系列のひとつの超老舗店。

創業は、1880年といわれすでに100年以上続く名店です。


私は、蕎麦はあんまり専門じゃないので、
その美味しさがほとんど理解できていません。

蕎麦好きな友達に連れられて色々な店に行きましたが、
ここでの感想も他店と同じように・・・うーんって感じでした。

蕎麦は味わうのが難しいよ蕎麦。
ただとりあえず山葵が本物だったのでそれだけは美味しかった!!


HPの写真を見てもらえばわかると思いますが、
このお店でもっとも味わうべきはその雰囲気でしょうね。

秋葉原駅から徒歩10分程度の場所にあるにも関わらず、
この落ち着いた雰囲気は、まさに貴重極まりないものだと思います。

サービス業において他店と優劣を分ける最大にポイントは何か?
と、言えば実はそれは商品そのものではなくお店の雰囲気なんですよね。


商品(ハード)というものは、年月が経てば必ず他店に真似されます。
蕎麦が無かった時代に蕎麦を開発して店を出したとすれば、
それは最初は開発した店での独占となりますが、時が経てば他店でも
その味を味わえるようになってきます。

他店でもその技術を味わえるようになったとき、
顧客が何を基準にして通う店を選ぶかといえば、
それはそのお店だけが持つ店の雰囲気(ソフト)の部分なんですよね。

ひとりひとりのお客に対して最上のサービスを提供すること。
すなわち顧客の心をつかむことこそが、老舗の老舗たる由縁だと思います。

と、いうわけで久々に心地よいお店に出会った!!
この値段でこのサービスとかめちゃくちゃ気持ちいいですね♪

着物を着た上品なお姉さん達が、
決め細やかな気遣いをしてくれるので非常に居心地が良いです。

この日は、おなかいっぱいだったからあまり長居しなかったけど、
機会があればぜひともここで昼間っから冷酒を飲んでのんびりしたいよ☆

男同士でデートをするのならば、
絶対の絶対にオススメしたい穴場中の穴場だと思います。

秋葉原のにぎやかな喧騒に疲れたときは。
ちょっとここで大人な雰囲気を楽しんでみては如何でしょうか?

小洒落た蕎麦屋でオタク談義もまた良いものじゃない?
っていう。


そんな話。


ちなみに江戸前での天婦羅蕎麦といえばかき揚げが基本。
何故なら昔の時代になが〜い立派なエビなんて無かったから☆
古くからの時代を感じちゃいますね。