私の主任時代 ~名古屋特別編 後編~

卒業式当日に配られたアスさんのフリーペーパー!!

すべての文面から、アスさんのお店における立ち位置と「お店」への愛情が伝わってくる一枚だな。って、思います。

個人的には「発見」と「困難」というところがすごく好きで、個人プレーヤーとしての視点ではなくて、常にお店全体を見ていたんだろーなー。と、いうのが伝わってきますね。

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「ローズさんは、店長推しなの?」

と、昨日新しくメイリーフの店長になったあやか店長に言われたんですが、ローズさんは、古今東西、基本的に店長推しであり、箱推しの人間です。

なぜなら、当たり前ですが、店長がいるからこそ、私たちが働ける場所が、通える場所が維持されているからです。

そして、働く女の子を守るというミッションと、お店に通うお客さんを守るという相反するミッションに板挟みになる店長の孤独については、個人的に同じような仕事をしていて、とても共感できるので、店長というか、お店全体を盛り上げようとする女の子は、基本的に私は全員大好きでした。

逆を言えば、形だけの「店長」とはいえ、その役職を名乗っている以上、お店に相反することをしているアイドルさんが嫌いなのも納得ですね。しかもその役職を全うしないのに、名前だけ個人的に利用しようとする人についてはなおさら…

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あすさんは、メイリーフの中でバランスを取るのが非常に上手な女の子でした。

マネージャーとしての働きは、表から見ると詳細にはわかりませんでしたが、プレーヤーとしてのバランスのとり方は、いつも見事に行っていました。

メイリーフは1階がすべてテーブル席なので、(かつひとりで訪れる大人しめのお客さんが多いため)カウンターのように、一度に複数の相手とお話しすることが難しく、通常シフトの女の子の数では、お話を回り切れない。と、いう課題がありました。

最近になって気づいたことですが、テーブル席でのお給仕は、実は非常に難しい。

1:1で話し込むことは簡単ですが、その話している姿も内容も他の人には筒抜けなので、お気に入りの人とだけ話していればいいというわけでもなく、誰と、いつ、どのくらい話をするか。と、いうのは、非常に高度なバランス感覚が必要だと思うのです。

もちろん新人の女の子まで含めて、全員がそんなスキルを持ち合わせているわけはないので、アスさんは、全体を見て、話せてる人はできる女の子に任せて、新規のお客さんや、長い間放置されていそうなお客さんを、芸術的に回っていた姿がとても好きでした。

あすさんが、大天使。と、呼ばれているのも、メイリーフが、わりと普通だったら根付かないような?根暗な?おとなしめな?お客さんがたくさん根付いたのも、あすさんが、細かく小さな気遣いを重ねてきたからだと思っています。

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もちろんそれは、ローズも同じで、お店ではいつもパソコンをカチャカチャしている根暗な私にも、戸惑うことなく、全力全開の笑顔で話しかけてくれる。そんなあすさんがいたからこそ、私はメイリーフに通おうと、きっと思えたんだと思います。

そして、メイリーフとの関係は、私の新人時代の大阪編が終わったらまたたっぷりと書こうとは思うのですが、勘違いの大恥をかくことを承知で言えば、私もブログでの感想を通じて、メイリーフの一端を作ってきたという思い出があり、普通だったら、ローズのマジうざいブログを、真正面から受け止め、真摯に、丁寧に、最速で改善をしてくれた、あすさんが本当に素敵だし、友達だと思ってました。

ブログを読んでくれるメイドさんは、たくさんいるけれど、ここまでローズの厳しい言葉に、きちんと向き合ってくれたお店とメイドさんは、全国どこにもなかったよ。

アスさんとメイリーフだったら受け止めてくれるだろう。と、思っていつも、そのやさしさに甘えていました。でも、あすさんなら大丈夫と信じてたし、信頼していました。

ブログを読んでくれてありがとう。

そして、その意見を活かしてくれてありがとう。

たくさんのメイドさんが読んでることを承知で言いますが、メイリーフが私にとっては、今でも、そしてこれからも一番のメイド喫茶だよ!!

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と、いうことは、これまで何度も書いてきたことなので、ここからが「それから」の話と本音。

私が大好きだったメイリーフは、私自身が福岡への転勤になってしまったのと、アスさんが、「カモフラージュ」というアイドルグループに入ったことで、少しずつその形を変えていきました。

そして時は流れて、アスさんが、メイリーフに戻ってきたときに、初めて抱いた印象は、「まるで燃え尽きたよう」と、言うのが本音でした。

別にそれがダメだと言っているわけではなくて、若々しくて?エネルギッシュだったアスさんを知っていた私からすると、あまりの変貌に少し戸惑ったのを覚えています。

なんて表現すればいいのか難しいのですが、復帰したアスさんは、身軽になったというか、幸せオーラが満載。というか、すごく人生が楽しそうに見えたのです。

今までは、どこかに「お店を支えなくちゃ」「お客さんの期待に応えなくちゃ」と、いう重々しいプレッシャーを背負った雰囲気があり、頼もしいな。と、思うとともに、無理はしないでね。と、いう心配もありました。

時代かな。

と、思いました。

これも後に後述をしますが、私は私で、アスさんと同じような気持ちで時代を駆け抜けたし、駆け抜けた後は、大きなことや多いことが素晴らしいという感覚から、身近なものや目の前の幸せ?を、大切にしようという考えに変わったので、ここでも、アスさんは、一緒に同じ時代を生きたんだな。と、強い親近感を覚えました。

今の時代は、「良い人」が損する時代かな。と、思います。

あすさんは、とてもいい人だったし、優しすぎた。

人の為に頑張ったり、フォローをしても、その気持ちが一緒に働く人に伝わることは少ないし、一体感を感じることも最近の世の中は減ってしまった気がします。

また、そういう全体を支える人を、ローズみたいに好み、支えてくれる人も昔はいた気がしますが、最近は、1:1での個人的関係が全盛で、みんなのために働いても、評価を得ることが難しくなってきた時代かな。とも、思います。

ちなみにこれらのお話は、私の勝手な想像なので、私の個人的願望であり、真実はまったく異なるのかもしれませんが、私は、昔も今もアスさんのことが大好きであり、友達?戦友?と、思ってるので、そうだったらいいな。と、ひそかに願っておくことにします。

メイリーフをなんでやめてしまうのか。その、真実はわからないのですが、これからは、これからも、あすさんは、あすさんらしく、自分のためにこれからの人生を生きてほしいな。と、偉そうに言ってみます。

もう、この業界に未練はない。みたいな感じだけど、良かったらたまにでいいから、自主イベントとかやってほしいな。

なぜならね。

とてもお金が儲かるからだよ。(笑)

間違えた。

みんながあすさんと会えることをいつになっても、望んでいるからだよ。\(^o^)/

今まではお店の売り上げをあげることに頑張っても、なかなか目に見える形でリターンが無かったかもしれないけど、今までにアスさんが、築いたたくさんの信頼と感謝の気持ちは、たぶん全国のご主人様の心の中にたまっていると思います。

これからは、今までに蓄えた信頼を、自分の為に使ってほしいな。

大阪に来るなら、お金いっぱい使うから、いつでも遊びに来てね。\(^o^)/

一緒の時代を生きてきたあすさんがいなくなるなんて素直に寂しいよ。

たまにでいいからアスさんに会いたいよ!

と、いうことで、お別れの時間がやってまいりました。

あすさん。

改めて、お誕生日おめでとう。

そして、6年間のお給仕お疲れさまでした。

これからもアスさんの人生が幸せで満ち溢れますように。\(^o^)/

またどこかで会えるのを、いつまでも待ってるよ。\(^o^)/