私の履歴書14(45)

日本に帰ってきたら一番初めに何を食べたい?なんて、海外に行った人が良く話す言葉があるが、特別これが食べたい。と、いうものは、あんまり記憶にないな。って、思う。

お母さんのご飯が一番。なんて、ありふれた言葉が世の中にはありふれているけど、正直言って、私の母親のご飯はまずい。

一応?栄養士の資格を持っているが、栄養士と料理の腕は別物だ。B型で(と言ったら偏見だが)ずぼらな性格の人間がそもそも料理を美味しくするのは難しいのではないかと思っている。

最近自分でも料理をするようになって気づいたのだが、料理って、本当に面倒くさい。ひとつの料理を作るのにも、事前に洗ったり、むいたり、ゆでたり、切ったりの工程を経て、初めて料理に取り掛かれる。

もっと前を言えば、そもそも食材を買いに行って、毎日飽きられないメニューを考えなければいけない。食材だけでなく、もしかしたら使用するかもしれないたくさんの調味料などもそろえておかないといけない。これは確かに重労働だ。

そして、その料理を喜んでくれる相手がいれば別だが、あいにく、ローズの家には、何を食べても味に興味が無く、部屋に引きこもって食べる父親と、何を食べても文句を言う、海原ローズしかいなかった。「こんな家では何も食べちゃいけない、うまいとかまずいとかいう以前の問題だ!この豚バラ煮込みは出来そこないだ、食べられないよ。」

そんな中2病のローズ氏にも初恋の季節はやってきた。小学生のころにもあの女の子可愛いな。と、思う女子はいたのだけれど、可愛いな。と、おもうくらいで特に何も生まれなかったし、生もうともしなかった。

あこがれの?相手はふじもとさえちゃん。今思えば何が好きだったのかはわからないけど、たぶん、きっと、確かに好きだった。

中学校のお楽しみの定番といえば、どきどき席替えゲームがあるが、皆さんの学校ではどういうルールでやっていただろうか?

くじ引きだったり、じゃんけんだったり、先生が勝手に決めたりと、種類は色々あったと思うが、席替えは、私たちにとって限られた狭い世界における大きな楽しみのひとつであった。社会人となった今思い返せば、人事異動の一環だ。

中学2年生のクラスでは、男子は男子だけで席を話し合いで決めあい、女子は女子だけで決める。と、いう謎のルール?で席替えが行われていた。

私以外にもきっと意中の相手はそれぞれにいて、相手がどこに座るかを予想する。と、いうある意味カイジのEカード並みの高度な心理戦であるのだが、ローズは実はいつも

座る席は決まっていた。

ローズの指定席は、前から2番目の一番左端か右端。建前上の理由は、目が悪いから前の方が嬉しい。と、いう理由。もうひとつは、前に座った方が意外に先生は注目していないので好きなことができる。と、いう二つの理由からだった。

隣でも、前でも、後ろでも。唯我独尊、ローズは常にローズなので、誰が座っても気にしないのだが、ある日、私はひとつのことに気づいた。

あれ?さえちゃん、いつもローズの近くに座ってない?

ローズは、引きこもりで人見知りな性格ではあるが、自分のゾーンに入ってくる人に対しては、それなりに真っ当な対応をしていた。

放課後の時間やプライベート?の時間に人と会うことは少ないけど、学校や職場など、開かれた?場所にいるときには、それなりに社会に適合していたと信じている。

最初はあまり意識をしていなかったが、何度か席が近くになるにつれ、私は彼女を少しずつ意識し始めていた。最初は特に意識しなくても気軽に話せていたのだが、中学2年生も終わりかけになると、だんだんと話すのが恥ずかしくなり、ある日の席替えでは、なんと、いつもの指定席以外の、一番後ろに座るという暴挙を試みた。

たまには違う景色も見てみたくて。などど、意味不明なことを言っていたが、究極のツンデレローズには、初恋などという社会的イベントに真っ当から立ち向かうことは、まだ15年くらい早すぎたのだった。

続く・・・。

>のえるちゃん

まさかののえるちゃんもブログ見ていたとは。

驚き。\(^o^)/

ブログ褒めてくれてありがとー。\(^o^)/

最近、ブランクあるのでいまいち微妙な文章だし、

10分以内の修正なしで書くことを目指してるので

荒いのですが、楽しんでくれて嬉しいです!!

のえるちゃんを見る機会がなかなかないのですが、

たぶん3月の1000円のライブで会えるのかな?

楽しみにしてます。\(^o^)/