意外にツンデレな私の話

上手にありがとうを言うのって意外に難しい。


私を知ってる人にとっては、
え?男爵の感じならそんなの簡単にできそうじゃん。
って、思えるかも知れないが実は意外にそうでもない。

確かにごくありきたりなことなどについては、
いつも通りの軽々しい感じで言えちゃうのだが、
自分にとって本当に有難いと感じることについては、
真正面きってのありがとうは絶対に言えなくなってしまう。

また、もしくは言えたとしても、
それがお礼かよ?と思われるような、
間違った形の表現になってしまうことがしばしばだ。


こんな性格に気づき始めたのはここ数年なのだが、
あの人には、ちゃんとお礼を言えなかったなぁ。
と、いう後悔の念が自分にはずっと付きまとっている気がする。

自分は愛されていたんだなぁ。
自分自身はひとりで生きているような気になっていたけど、
気づけば年上・年下関係なく、男も女も関係なく、
実に多くの人に自分が支えられていたことに気づく。

あんな生意気だった自分にかまってくれて申し訳ない。
いまさらなんだけど・・・本当にごめんなさい。


こんな後悔の念があるものだから。
私は人に努めて優しくしようとしているみたいだ。

もらったものは、もらったひとに返すのが当たり前なのに、
まったく関係ない人に返すとか馬鹿すぎる。。。

どうして男爵は、そんなに人の面倒見たがるの?
と、聞かれたりするが当然理由は、罪滅ぼしのようなものが含まれてる。
(もちろんそれだけじゃなく元々面倒見が良いんだけど。)

だから、私がしている行動には、相手に見返りを求めない。
普通人が人に優しくするときって何かしらの下心なり裏があるものだから、
はっきり言って男爵の行動は、通常の人間社会からは謎の行動になっている。

そして、こんな理由で優しくされる人にも申し訳ないよなぁ。
一方的に善意を押し付けられるのもなかなか辛いものがあるよね。

でも、相手の好意を素直に受け取ったり
相手に上手く甘えることが出来ないという男爵の困った性格。

どうやったら人間社会に上手く適合して生きられるのかな?


今もたくさんの人に支えられて愛されてきたのに、
また自分はいままでと同じ過ちを繰り返そうとしているみたい。

どうしてこんな生き方しかできないのかなぁ。。。
本当にごめんなさい。。。。。。。


こんなたいそうなことココで書いてるくらいなら、
さっさと現実の世界で実現させちゃえば良いのに。っていう。

そんな話。