タイムイズマネーな話

シャレになんない なまり色の街で
沈む太陽と一緒にひとり悲しむのは
時を刻む記憶が また不安と孤独の中で
残像だけを積もり続けるから


TIME by GLAY


GLAYの中でもかなりマイナーな曲だけど、
昔から非常に大好きな歌。

何かを目指して東京に来たことがある人は、
きっと共感してもらえるかな?って思う。

誰にでもある自分自身に限られた時間との闘い。

ひとり親元を離れて都会に出てみたはいいものの、
自分が思うようにはなかなか前には進めない焦り。

自分自身は精一杯の力をこめた叫びも、
大きすぎる都会のビルの中では虚しく響くだけ。

情熱を持って望んでいるはずの毎日なのに、
自分の中に残っていくのは前に進めず同じ事を繰り返す記憶のみ。

いわゆる完全に迷いきった青春の迷路。
20代前半の人が誰でも味わう経験が見事に再現されていますね。


誰にも時は等しく降りかかる。
平等なのは良いですが、時間ほど残酷なものはないと、
大人になればなるほど感じちゃうなぁって思います。


っていうのは、20代前半までの考えでした。
あのころは、ひたすら年を取るのが怖かった。
自分にどれだけ残された時間があるのか不安だった。

でも、今あのころ恐れていた年齢になってみて感じるのは、
意外にまだまだやれそうじゃん。自分。っていう感想です。

時間なんて与えられるものじゃないんです。
自分で作るものなんです。


何となく「時間」というものの恐怖と
「死」というものの恐怖から抜け出せたのかなぁ。
と、思う今日この頃。


結局まだまだ何もやれてなんかいないけど、
これからも魂を叫び続けよう。気持ちが折れない限り。

っていう。
自己の成長をちょっとだけ確認したそんな話。


この曲を聞かせられないのは残念だな。。。