誰のものにもなれない話

しあわせになりたい
しあわせになりたい

あなたとしあわせになりたい
あなたのしあわせになりたい

だからつれてって
遠くまでつれてって
ここじゃないどこかへ
つれてって私を


CLOVER by CLAMP


と、いうことで、
女の子の世界というものを語ってみたいと思います。
ただし、残念なことに私は女の子ではないので
作品の力をちょっと借りてみようかなって思います。


この作品は、とあるメイドさんに勧められて読んだんですけど、
感想としてはまさに私が抱く女の子像そのまんまだなぁ。
って感じです。

やっぱり古くからの世界の慣習で、
「女の子=待つもの」っていう図式は、
我々人間の意識の奥底に深く刻まれてる気がしますよね。

今の時代においては、女性も活発になってきて、
最近はヘタレな男性も多くなってきたりしてますが、
やっぱり世の中男の人中心の世の中だなって感じることは多いです。

作品的には、独特の世界観とそれにあわせたの物語が進むのですが、
語られてる内容そのものについては、普遍的な女の子の世界が語られてます。

魔法があって不思議で甘くて綺麗な物語。
鳥篭に捕らわれた孤独なお姫様を迎えに来てくれる王子様。
トキメキ要素満載な作品ですっ☆ 
男の子でもドキドキしちゃう(笑)

で、私が本当に女の子だったら
きゃーきゃー言って騒いだりできるんですが、
「俺は男だ」っていうことを意識してこの作品を読み返すと、
結構めっちゃブルーになったりします。(笑)

だって・・・女の子の気持ちは痛いほどわかるし、
自分が好きになった女の子のためなら、
どんな苦労を乗り越えてでも守ってあげたいって思うけど、
自分自身にその力があるのだろうか?って不安になっちゃうんだもん。

女の子の期待を一身に受けるのってとても光栄で嬉しいことだけど、
それはそれでかなーーーーーーーーーりのプレッシャーなんですよね。(笑)

生きていく上では、自分の力だけじゃ
どうしようもないことが数多く存在しますからね。

そういうことを考えたときに「力が欲しい」と、
切に願うことは本当に何度もあったりするんです。
ってか、社会に出れば最近本当に感じることが多いです。
社会・・・怖すぎ。(笑)

でも、この物語に出てくる女の子像は、
一方的に男の子に甘えるだけじゃないから良いですよね。

「あなたとしあわせになりたい
 あなたのしあわせになりたい」

と、いうことで
幸せを一方的に求めるんじゃなく
一緒に作っていってくれるみたいです。


私はあんまりそういう素敵な女の子に出会ったことがないので
そういうのにかなり憧れちゃいます♪

え?むしろこういうのが普通なんだけど
君はどういう人と今まで付き合ってきたの?
って言う声は聞こえません。(笑)


ちなみにこの作品を紹介してくださったメイドさんなんですが、
あまりにこの作品の世界観そのままのメイドさんで、
読んだときに少し笑ってしまいました。もうほんとまんまです。
この作品を勧められて本当に良かった。好感度超アップ♪(笑)


まぁ、このブログなんて誰も読んでないと思いますが、
このブログがきっかけでCLOVERを読み、
思い当たるメイドさんがいたら声をかけてみてください。
たぶん95%くらいの確立で当たります。(笑)


やっぱりその人が好きな作品を見てみれば、
その人の性格とか趣味って丸わかりだよねっていう。

そんな話。


メイドさんは、男爵にオススメを聞かれても
うっかりしゃべらないように気をつけましょう。(笑)