それは食事ではなく鑑賞だという話

今日のお昼は、ラーメンっ。
しかも前々からラーメン界では話題になっていた
町田の69‘N’ROOL ONE(ロックンロールワン)に行ってきました☆


いいですね〜。このお店。
久々にラーメンを食べることを楽しむというよりも
店主が作り出すラーメンとの真っ向対決する店に行きましたよ。

まず入った瞬間に雰囲気が違うもんね。
一般的なラーメン屋さんとは違うあふれ出す緊張感。(笑)

何人も行列ができているけれど、
中を取り仕切っているのは店主一人のみ。

カウンターはわずか8席で、
ラーメンそのものから水、椅子、器にいたるまで
すべて店長の熱意がこもっている感じで、
まさに店長がその空間すべてを支配している感じです。

お昼時の混雑時にもかかわらず
店内でしゃべっている人はひとりもなし。

みんなラーメンに真剣に向き合うか、
ただひたすら店長がラーメンを作る一挙手一投足を見つめています。

店内に漂うあまりの緊迫感ぶりに、
席が空いたカップルが「これ、座っていいのかな?」
と、ぼそぼそと相談し始めるほど。(笑)

そりゃまあ、確かにただ有名だからといって
入ってきた人たちには相当戸惑う雰囲気でしたね。


味のほうといえば、
鶏がらスープをこれでもかというほど丁寧に仕上げた
極上の透明スープ。

塩分はわりと濃く、
面もストレート麺で歯ごたえはあまりなく、
上質な鴨南蛮そばを食べているような感じですね。

いわゆる一般的なラーメンを想像している人は、
絶対に物足りないと思うような味だと思います。

私自身も「ラーメン」を食べたいと思ってきたなら
絶対に満足はできませんが「ロックンロールワン」の
味を食べたいと思ってきたなら大満足のお味でしょう。

たまに食べて美味しいよりも毎日食べても飽きない味です。
表面的な油の味よりダシのコクが深い!!


値段は、味付けたまご抜きで700円と、
ちょっとお高い感じですが、こういうラーメン屋もあるんだぁ。
と、経験してみたい方は、ぜひ一度たずねてみてください。

リーゼントで気合の入った店長が、
言葉ではなくラーメンという作品で語りかけてきますよ☆


このお店絶対通いたいのに、
美味しい店ほど営業時間が6時間とかしかないんだよなぁ。
っていう。

そんな話。


でも、逆に長時間営業して、
商品の質を保てるわけがないんだよね。きっと。