カリっ。サクっ。じゅわぁ〜な話



写真は、秋葉原のとんかつの名店。
「丸五」の特ひれとんかつセット2400円。

うはっ。あんた昼食食うのに2400円もかけてるの?
馬鹿じゃない?と思うかもしれませんが、
ちゃんとした料理を食べに行くとこんなものなんです。

写真見てわかると思いますがおそらく特上のヒレ
この厚さと分量で提供してくれればまぁ妥当な範囲?

で、まぁ肝心のお味のほうなんですけど・・・
ぶっちゃけ2400円出して食べるまでの価値はないかなぁ?

あんたいつもそうだけど前ふりと言ってること全然違うよっ!!
ちゃんと一貫した理論で話せよー。
という声が聞こえますが、聞こえませ〜ん。(笑)

だって、とりあえず前半に言ってることは真実だもん。
でも、後半にいうことも真実なんですよね。
まぁ、焦らないで最後まで聞いてください。(笑)


2400円出して食べるまでの価値・・・うんぬんの話を出しましたが、
私がこの意見を出すときにちょっと考えてしまったのが、
「とんかつ」という食べ物ってそもそもどうあるべきなんだろう?
ってところに気づいてしまったからなんですよね。

写真見ればわかると思いますが、
この特ヒレカツめっちゃくちゃうまいですよ?
この分厚い肉を火を通しすぎることなくじっくりと油であげて
外の衣もちょうど良いころあいのさくさく加減。中からは、
これでもか!!というくらいに上等な肉汁があふれ出てきます。


でも、ちょっと視点を変えた見方をしてしまえば、
これだけ上質な肉を使ってるんだから美味しいのは当たり前なんですよね。
さらに意地悪な意見を加えればこんな上等な肉を
わざわざとんかつにする必要があるのだろうか?
なんてことまで思ってしまいました。

ここからは完全に「とんかつ」に対する価値観の違いになると思うんですが、
「とんかつ」という食べ物はどちらかというと庶民の食べ物だと思うんです。

美味しいお肉をおなかいっぱい食べたい。
でも、経済的な事情からそれは難しい。
だから、衣をつけてかさをまし、また油的な旨みを加えよう。
的な「とんかつ観」が私の中にあるんです。

だから、このお店のように職人さんが一流の腕で、
一流の食材を最高の状態に仕上げた「とんかつ」というものに
あまり魅力を感じないのかもしれませんね。

おいおい。
そんなこと言ったら身もふたもないじゃない。
とんかつはあくまでとんかつなんだから味だけ評価しなさい。
と、言われるかもしれませんがそれはできません。
料理って意外にそういうものです。


ガイドブック買ってそれにしたがってお店めぐりした人は、
わかると思いますが、ガイドブック(ライターさん)によって
本当に料理に対する評価の仕方が違うということに気づくと思います。

特に大阪の名店と呼ばれる店には、
「味」だけ見ると本当に「美味しい」と思える店って少ないですね。
どちらかというと「義理」とか「人情」とか店主の個性を反映した
お店のほうが評価を受けている場合が多かったりします。

そこがきっと大事なんですよ。
「料理」を通じて人に何を伝えるか。
その人の何を呼び出させるのか?心に残すのか?っていう。

・・・はっ。
たかが秋葉原とんかつ屋さんを語れば良いのに、
全体的なグルメ論になってしまっている。。。。
食べ物のことになると熱くなるので恥ずかしいです。(笑)

で、まぁ話は戻りますが、
とりあえずこのお店は私が食べたとんかつ屋さんの中では、
最も美味しいとんかつ屋さんだと思います。

友達が美味しいとんかつを食べたい。
と、言えば間違いなくここに連れてきます。

ただ、自分が美味しいとんかつを食べたい。
と、思ったときは違うお店に行っちゃうのかなぁ?
っていうのが正直な感想です。


なんだか誉めてるんだか誉めてないんだかわかりませんが、
たまには豪華な食事でもして気分転換しようかな?
と、いう人にはお勧めです。ぜひ一度足を運んでみてください☆


最近アキバグルメの記事ものってきたね。
次回は、アキバに最もふさわしくないべーグル屋さんを紹介予定。
みんなお楽しみに☆

っていう。
ひとりで変なテンションになってしまった話。(笑)



あと2個行きたかったけど、今日はギブアップ・・・。
連作だから一気に行きたかったのになぁ。
明日があるのでおやすみなさい。
明日からまたがんばりましょう☆