さあ 食べてみてよ!!

料理にはその料理人のすべてが現れる
性格・感じ方・価値観・生き方
すべてが顕わになってしまうんだ



ミスター味っ子�U/寺沢大介

グルメ大好き人間なら
誰もがその思想に犯されたことがある
王道中の王道のグルメ漫画

奇抜なアイデア料理と
過剰ともいえるリアクションに
目をとらわれがちだけど
実はその構成は緻密に重ねられた
論理的手法によって味覚のイメージを表現している
頭脳派マンガです。

「何故」その料理が美味しいか?
を、ここまでイメージ化する描写力・実行力は
ただただ尊敬の一言です。

ドラマ化もされた料理推理漫画
喰いタン」も寺沢先生原作ですが、
あれだけ論理的構成が出来れば
そりゃあ推理漫画もかけるだろう。
って、感じです。

冒頭にも書きましたが
そもそも料理が得意な人って
頭が良いと思うんです。

ある程度の以上の料理を作るには、
必ず実行前に手順を決めて出来上がりを
「イメージ」してそこから逆算をしなければならないからです。

なおかつ料理には「地味」な作業も多いのですが
ここをきちっとできる人は、人間としても
尊敬するに値すると思います。

私は口先の文句ばかりで
実際に手を動かす実行力がないので
ダメ人間です。\(^o^)/

ちなみにこのマンガは、
味っ子の続編で陽一くんの息子が主人公なんですが
もちろん過去の主要人物もたくさん出てきますが、
そのどれもがおっさん化しすぎて笑いをこらえるのに必死です。

中江兵太くん・・。
素材の魔術師と呼ばれ
自家製野菜を作っていた天才少年も
時が経てばただの農家のおっさんジャン。\(^o^)/

グルメ好きな人は、
まず�Tを読んでください。

その後に�Uを読むと
時の流れって残酷だなって思います。\(^o^)/