千種 洋食 キッチンナカシマ



「ナカジマ」じゃなく「ナカシマ」です。
「ハマザキ」でもなく「ハマサキ」です。

「おい。いそのー。」
じゃ、ないんだからね。\(^o^)/

と、いうことで、
外勤していて美味しそうセンサーに
引っかかった当たり店のご紹介。

軽い気持ちで入ったこのお店ですが、
はっきり言って超!!美味しい!!

名古屋に来てラーメンとか麺モノばかり
食べていたので洋食に飢えていたのかもですが、
それを差し引いても評価されるべき名店。

いわゆるフレンチやイタリアンのように
本場の味を目指しているというよりは、
明治時代の文明開化そのものに海外の食事を
日本人向けにアレンジした「洋食」というジャンル。

特筆すべきは、ハンバーグのソースの深さと一体感。

ハンバーグって肉の美味しさを引き出すためには、
非合理的な調理法だと思っていて、
一塊の肉をミンチ上にして玉葱等の野菜とソースで
再結合させるのってかなりセンスいると思うんですよ。

各素材の良いところだけ抜き取って、
自分の好きなようにミックスさせるのって、
味覚的センスに料理的技法も求められるから、
すごい難易度が高いと思うんです。

でも、このお店のハンバーグ様といったら、
シェフのハイセンスな手法によって見事なまでに、
「ハンバーグ」という物体に見事に生まれ変わっているんですよ。
ただの「肉」と「タマネギ」と「調味料」だったのに。
これぞまさに味の錬金術師!!


そしてさらに唸ってしまったのがコロッケ。

コロッケなんて、ジャガイモがメインだから、
どうしてもハンバーグのような主品に勝てるだけの
素材を使っていないのに・・・めっちゃ美味しいの!!

軽いのっ。バターが!!
サクサクで香ばしいの。衣がっ!!

洋食におけるバターって、
べたっとして重々しくて、
その風味がときに鼻につくときがあるのに、
めっちゃさわやかに香るんですけど?

このバターの使い方はすごい☆

その他サラダもオリジナルのドレッシングで
暑い夏にピッタリの良い酸味の調合だったし、
味噌汁もカツオのダシが香る本格派で感激。

洋食に味噌汁ってところがまた最高!!

「ふわぁ〜」とか「あふぅ〜」とか、
意味不明な言語を連発して食べてました。

正直この日の外回り、
13:00にちゃんとアポとって行ったのに、
担当者じゃない人が出てきた上に、
時間無いから5分で終わらせてくれる?
って、言われて珍しく機嫌悪かったけど、
美味しいご飯が食べられたのでそんな些細なことは、
すべて忘却の彼方に消え去りました。\(^o^)/

ハンバーグ・コロッケ・ヒレカツのセットで
1200円くらいだったんだけど、
これ東京のそれなりの店だったら2500円くらい
取られてもおかしくないレベル!!

普段移動するときは音楽聞くこと多いけど、
美味しいもの食べたあとって音楽聴く気になれないですよね。

いつまでも味の余韻を舌に残しておきたい。
本当に美味しいお店でした。