私の新人時代~大阪編2nd~(9)

同一労働同一賃金高度プロフェッショナル制度法案。働き方改革の名のもとに、旧来の日本型の労働体形が変わろうとしているが、2000年代は、まだまだ足りない部分は、努力で補う。と、いう時代だった。

いや、正確に言えば「補えた」という方が正確だろうか?足りない部分も努力と根性とガッツで乗り越えられたんだから、今思えば、すごく幸せな時代だったと思う。

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はたから見れば効率があまりに悪すぎて、イライラするポコのあんちゃんの働き方だったが、だからこそ私は好きだった。

あんちゃんの良いところは、なんと言ってもなんだかんだでマイペースなところである。今も、当時もローズに「もっと効率的にやれ。」「残業が多いのは、頑張ってる証拠ではなく、自分の効率の悪さを露呈してるだけだ。」なんて、どう考えてもパワハラな詰められ方をしても、自分のやりたいことをやりたいようにやる鈍感力は、もはや唯一無二の能力である。

お客さんの要望を聞くのも大切だが、全部真面目に聞いていたら疲れてしまうので、相手のためよりは、自分を守るための選択をすることが何より大事なのだ。

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でも、だからといって、あんちゃんがお客さんの言うことを一切聞かないかというと、そうではないのもまた素晴らしい。

時間が変にかかったりするが、論理的に自分が納得したものは、ゆっくりと、でも確実に変わろうと彼女なりに努力をしているのだ。

私が基本的に推す女の子は、基本的に「一生懸命頑張ろう」と、いう「気持ち」を持っている子だ。

技術的なことや、知識や経験などは、その仕事をしていればいつか自然と身につくことである。

しかし、「相手に為に、自分の為に頑張ってみよう」と、思う気持ちだけは、誰かが与えられるものではなく、その女の子の個性によるものだ。

これは、別にメイドに限ったことではないが、やる気がある人間は、勉強だろうが仕事だろうが必ず後で結果を出したり目標を達成したりする。

逆にどれだけ優秀で才能があろうとも、やる気や向上心の無い人間は、いつか必ず限界が来てしまう。

最近は、地下アイドルの女の子も、メイド喫茶の女の子も、それなりにお金稼げればいいや。面倒なことや努力はしたくない。と、いう雰囲気が多くて少し寂しい。

普通の事務仕事ならまだわかるのだが、夢や好きなことや芸事に関する仕事にわざわざ飛び込んできたのだから、自分が思い描く理想を実現するように頑張ってほしいな。と、かなり思う。

そして、最近少し反省しつつも変えられないのだが、そういうお金や承認目当てのあやふやな気持ちでこの業界に飛び込んできた人間に、ローズは尋常じゃなく厳しい。

古参の厄介おじさんになったものだなぁ。と、少々嘆いている。

普通だったら、こんな厳しい対応をしていればあんちゃんには嫌われることしか考えられないが、お店の状況なのか彼女のタイミングなのか、またしてもローズにあんちゃんとの思いがけないロマンスチャンス?が巻き起こる。

>自由の風にふかれるキャシさん

ローズをローズちゃんと呼べるのはローズポイントをためた人だけなので、まだダメですー。\(^o^)/

キャシさんはあと5回くらいしたら出てくるのでその時をお楽しみに!!

アンダンテについてあまり語ったことないので、本音を書きましょう。\(^o^)/