人が集まるコミュニティの作り方
これにかぶせて、ライブ中にゼクシィケチャを強要したり、公開プロポーズ会をしたりと、オタクが夢見る「結婚」をネタに色々なプロモーションで話題になりましたね。#えれ婚 32名のオタクと結婚式を挙げました! ファンに愛されながらドレスを着て祝福されることが許されると思ってなかったけど、アイドルにもお嫁さんにもみんなにしてもらいました! オリジナルの✨しあわせ✨を選択できて自分らしくて最高に贅沢な人生だなっ みなさんありがとうございました pic.twitter.com/tXNLPuxxkg
— 絵恋ちゃん (@erenism) 2017年11月13日
この他にも、オタク(厄介おじさん)と公式でもめたり、レジ袋にサインだけして売ってみたり、と、なにかと話題になっていますが、とにもかくにもプロモーションが上手い!! 現状の認識把握から、何を提供したら客が喜ぶか?と、いう神経回路の繋がりが太い?と、言えばいいのでしょうか。 いや、つながりが太いのは、ファンとの絆か。\(^o^)/ ひとまず、実情はどうあれ、外から見てる分には、「楽しそう」「美味しそう」と、見えますよね。 -------------宙を舞うオレオでフフッとしたが、ゼクシィケチャで笑いが止まらなかった。パワーワードのオンパレード https://t.co/G1yysaPPjQ
— 老魔人(ローマ) (@_old_demon) 2017年11月11日
【強オタその291】地下ドル界隈の中でおごり高ぶるオタク#強オタ百選 pic.twitter.com/CSovqOWO0A
— ハトが推す@強オタ百選 (@HatoOshi) 2017年9月23日
【強オタその275】極めすぎた結果、迷惑になったオタク#強オタ百選 pic.twitter.com/0fS28heAYL
— ハトが推す@強オタ百選 (@HatoOshi) 2017年5月27日
そして、彼女のブランドをさらに支えているのが、彼女のファンたち。かの有名なハトさんがファンにいるというだけで、外側から見た、「面白さ」が加速しますよね。 こういう素敵なファンがひとりいるだけで、アイドルにとっては、どれだけ価値があることか・・・。 ---------------【強オタその292】続編が心配されるオタク#強オタ百選 pic.twitter.com/Q6Z1vrCsMk
— ハトが推す@強オタ百選 (@HatoOshi) 2017年10月1日
と、いうことで、当日の様子ですが、東京から単独で大阪に来た絵恋ちゃん。 お客さんをどれだけ集められるのか?と、いうところが気になったんですが、 なんと当日は、約80人前後のお客さんが集まっていました。 私がチケットを購入したのが前日のお昼なんですがその時点で番号が60番台だったんですね。さらに当日入場者もいるので、正直予想より多くの人が集まっていて、これは強いな・・・。と、思いました。 ○物わかりの良いお客さんたち そしてさらにすごいな。と、思ったのが、ファンの絵恋ちゃんへのお金の使い方でした。当日は「ロフトプラスワン」という会場でイベントを行ったのですが、絵恋ちゃんのファンは、多くの人が、彼女のオリジナルドリンクとオリジナルフードを注文しているんですよね。最後に行う抽選会の抽選券がついているから。と、いうのも理由だと思うのですが、絵恋ちゃんが、ライブ会場関係者に好かれるように、お金を落としているようにも見えて、すごい良いファンですね。東京のお客さんは、開拓する意味があるようなないような・・・。 ○女性のファンが多い あと、パッと見で、女性のお客さんが多かったのが印象的でした。1割近いかな?同業者除いたら、普通0%に近い業界の中で、かなりの割合だと思います。制服着ているリアルJKから、普通に可愛いお姉さんまでいて、何この界隈。楽しそう。と、思っていたら、女オタの人が下記のつぶやきをしていて笑いました。\(^o^)/12/3(日)大阪ロフトプラスワンウエスト だいたいのタイムテーブル 12時〜 開場 13:00〜13:50 トーク 13:55〜14:40 チェキ会 (転換) 15:00〜15:10 新曲セミナー 15:10〜15:45 絵恋ちゃんライブ 15:45〜16:00 抽選会#絵恋ちゃん会#えれ会
— 絵恋ちゃん (@erenism) 2017年12月2日
○他の界隈やアイドルを公然とディスる さて、今回はライブメインというよりも、彼女が定期で行っているトーク番組の公開収録。と、いう意味合いのイベントだったようです。ただ、せっかく大阪に来たのだから、トークだけじゃなくてライブも入れよう。と、いうことでかなりお得なイベント内容でした。 さて、昨今Twitterで話題になっている絵恋ちゃんのトークなので、どんな内容なのかなー?と、思っていたら、想像以上に毒舌で笑いました。\(^o^)/ しょっぱなから、自分にクソリプを送ってくるお客さんを実名で公開処刑だからね。\(^o^)/ これにはさすがのローズも驚きですよ。\(^o^)/ 内容的には、皆さんもご理解いただけると思うのですが、いわゆる「日本語がおかしいお客さん」と、いうやつですね。でも、なぜか「水着になってほしい」という内容だけ、すごい日本語がはっきりしている。と、いう落とし方でした。 ○今としては古臭い内輪ネタ。時代を感じる。 正直、この内容を初見の人が聞いたとしたら、えらいハードルが高いと思うんですよね。少なくとも、私はこの内容を聞いて引きました。\(^o^)/ うわー。こわいよー。\(^o^)/ 絶対ローズも絵恋ちゃんにこのブログを見つけられたら、ライブ会場とかでネタにされちゃうんだよー。\(^o^)/ 最近では、フジテレビ、特にみなさんのおかげです。に、代表されるように内輪ネタへの批判が高まっているような流れですが、たしかにこれは「公共の会合」においては100%NGだとは思います。 絵恋ちゃんについては、称賛の声もありますが、その何倍も批判の声が聞こえてくるのも、まぁ納得のような気がします。 ○でも、それがコミュニティの鉄則。 ただ、最近の作品で勘違いされているのが、「誰もが喜ぶ」ものを作らなくちゃいけない症候群に陥っていることなんですよね。 この「個人」が最大に焦点化された時代においては、「誰にも嫌われない」という方向性を出すことが間違っていて、100人に嫌われても、1人に熱狂的に好かれればそれでビジネスが成功する時代が来たんです。 自分を繕っているよりもありのままの自分をさらけ出した方が、これからの時代は成功することが多いと個人的には思っています。 特に小規模コミュニティにおいては、仮装敵を作り出し、内と外を明確化することが有効な戦略のひとつかもしれません。 ちなみにコミュニティに関する話は下記のツイートが面白いのでご参考までに。 http://thestartup.jp/?p=18006女オタオタは別にしても良いと思うけど、最愛の推しの前では自重しような!✨ (byされない女オタより)
— 喪ぐら@ポケ森廃 (@moguraniki) 2017年12月7日
"第一に、人がスナックにお金を払う背景には「ヒト」が深く関わっていること。第二に、「モノ」ではなく「ヒト」が消費理由になる場合、そこには「絆」という対価が生じているので、ちょっとやそっとではその価値が消滅しにくい、" https://t.co/UO3w3PDksx
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年6月30日
"コミュニティを作る上では「余白」が重要になります。そして、スナックにおいては、ママ自体が、確かな余白として設計されています。 ママは若くてきれいな女性である" https://t.co/vZLYb3WXFb
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年6月30日
○そのコミュニティを作っているのは俺だ トークの後には、チェキ会があり、最後に30分弱のワンマンライブだったのですが、ワンマンライブの前に目を引いたのが、オタクとの「新曲のコール打ち合わせ」でした。 絵恋ちゃんが、こうこうこういうメロディと歌詞で~。こんな感じでコールできない?と、尋ねると、オタクがそれぞれにレスをするというやりとりです。 これも、ハタから見てると、なかなか内部に入りづらいですが、それなりにこの業界に耐性がある人には、かなり楽しい一幕でしたね。 さっきの内輪ネタでのトークもそうですが、「オタクが参加してる感」がかなり醸し出されていますね。自分も絵恋ちゃんの一部なんだ。と、いう過程の共有感・秘密の共有感・共犯者?でしょうか。コミュニティの鉄則ですね。 ちなみにこの日作っていた「キモチワルイ」はかなり名曲だと思います。ケチャのところでオタクが寄ってくるところは、笑ってしまいますね。"コミュニティが深まる要素として、前述の①余白があること、②クローズドの空間で常連客ができること、以外に、③仮想敵を作ること、④秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること、⑤共通目的やベクトルを持つこと、の三つがあります。" https://t.co/MSXCJfWa9o
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年6月30日
○ライブ会場のふんわりとした民意を作品に昇華するイケボでコールと\ママー/をやりたいから 絵恋ちゃんのライブ行かなきゃ| ू・᷄ω・᷅)。oO 「キモチワルイ」の遊び方 https://t.co/E8bCyFVivg @YouTubeさんから
— アリソン⚡️ (@eitasosiorin) 2017年12月7日
さっきの曲とはまた別の話をツイートしていたのですが、これもなかなか名曲の予感ですよね。 私がこの5年間で、ファンとの間で作ってきた絆があるんです。苦しいときも、悲しいときも、この一言があったから、これまで頑張ってこれました。それでは聞いてください。「行けたら行くね」 っていう曲がバラード調で始まったら、個人的には爆笑しますね。\(^o^)/ さっきのオタクに対して平然と「キモチワルイ」と言ってしまうところもそうですが、この業界にある独特の文化を作品として昇華させてしまうぎりぎりのラインを読み取ることにたけているのが絵恋ちゃんかな。と、思います。 同じようなことを、踏み出し過ぎて失敗したアイドルさんを何人も見ていますが、絵恋ちゃんはそのポジション取りが上手です。(もちろん失敗しているときもありますが、それがまた仮装敵を作り出しオタクとの絆を深める一因となるのが素晴らしいですね) 個人的には今更ですが、「行けたら行くね」って、良いフレーズだよなー。 【「行けたら行くね」の一言をきっかけにどうやって現場に足を運ばせる方法】っていう本を発売したらみんな買いませんか?\(^o^)/ ○とにかく数をこなすことの意味 さてライブ自体は絵恋ちゃんのトークが推し過ぎて3曲くらいしかやれなかったのですが、正直な感想を言えば、キモチワルイ以外の曲って、悪くもないけど、抜群に良いな。って、感じではなかったです。 ただ、物販スペースを覗きに行ったらおそらく50曲前後は、オリジナル曲が作ってあって、これはいいな。って、思いました。 そもそもみんなが感じているアイドルへの違和感って、「オリジナル曲少ない」し、「カバー曲でも持ち歌少ない」から、「ライブ出るよりもっと歌やダンスの練習しろよ」だと思うんですよね。 でも、だからといって、練習をしすぎたり、創作に時間を取られて「動けなくなる」のは愚策なので、下手でもなんでも「数をこなす」というのは間違いではないわけです。 絵恋ちゃんも、きっと思い付きのインスピレーションを、そのまま形にしてしまうタイプで、軽い曲から重い曲まで様々なんですが、フットワークの軽さを見ると、応援したくなりますよね。「新しい」は、最大の訴求効果がありますね。 「良い曲」を作るためには、もっと手数を打っても良いのでしょう。関西の地下アイドルシーンは、オリジナル曲に対しての手数が少ないので、もっとテキトーで良いし、楽しみながらやってもいいんじゃないかなー。なんて、思いました。 ○チームとして行動することの意味 あとは、わりと個人主義?に見える絵恋ちゃんですが、長い活動期間を経て、少しずつ仲間を増やしていってる感じも素敵だな。と、思いました。 今年から?事務所に入ったからなのか、作曲家さんもついているみたいだし、トークもひとりでするわけじゃなくて、聞き役の男性がいることで安定感が増すし、ひとりでできることって限界があるから、ある程度上を目指すためにはチームを組まなくちゃいけないんですよね。 集団、組織からのフリーランス化の流れがありますが、私は一度バラバラになった個人は、再度組織として編成され直して、より大きなものを目指す戦いが始まるような気がします。そういう意味では、これからの体制をしっかりと整えつつある絵恋ちゃんは、さらに期待ができますね。 ○私たちが目指すものは? で、ここまで読んできた人で、あれ?って、思った人がいることを期待するんですが、絵恋ちゃんって、、、ふうたんに少し似ていると思いませんか? 独創的なセンスと、面白いトークと、個性のある歌声。。。お客さんの層も、正直、ちょっと絵恋ちゃんとかなり似ていて、東西の才能がいつかぶつかる日が来るのを夢見ているのは、私だけなのでしょうか??? お客さんが大好きで、ずっとこの仕事がしたいと公言しているところも似ていますよね。 ただ、あえて言ってしまうと、周りを巻き込んでさらにステップアップを目指している絵恋ちゃんに比べると、ふうたんももっと周りをハッピーサイクルに巻き込んで巨大化していってほしいな。と、いうのは私の本音です。 これ、絶対嫌われるんだけど。\(^o^)/ 正直、ふうたんのほうが、トークは面白いし、曲も良いと思っています。ただ、前から指摘しているんですが、ふうたんが持っている才能ならば、もっともっと大きく、輝けると思うんですよね。 時代はずっと変わり続ける。お客さんも、アイドルも、環境も、テクノロジーも。過去に有効だったことが意味をなさず、過去に価値を見いだせなかったことが価値になる時代。 今がキャリアの頂点ではなくて、もっとずっと先に駆け上がってほしいなー。と、改めて、思ったライブ見学でした。\(^o^)/歌詞それだけで「行けたら行くね」って曲つくるか(¬_¬) https://t.co/LB0EKL7PzH
— 絵恋ちゃん (@erenism) 2017年12月5日