日本橋昔話�@

「ローズさん。良い話があるんですよ。
 来年・・・大阪に転勤しませんか?」

大阪への転勤は、
東日本部長からの突然の電話がきっかけだった。

2008年12月30日。
色々忙しかった年末もやっと一段落し、
ひとりでふんふんカラオケを楽しんでいたところに
鳴り響く部長から直電。

あわてて曲をストップし、出てみると
想像だにしなかった冒頭の一言。

普通の人だったら慌てふためくだろう。
しかしその時ローズ氏は考えた。

(大阪か・・・。たこ焼き美味しそうだな・・・)

「はい。わかりました。
 正式ではないですがたぶん行くと思います。」

切り忘れたマイクのエコーが
かすかに響くカラオケ館での軽い返答。

大阪に行くことが決まったのは、
本場のたこ焼きが食べたいという
ほんの些細な理由だった。\(^o^)/


お正月には(面倒ながら)実家に帰り
大阪行くからと一方的に通知。

普通なら反対されるところだろうけど、
大学は辞めるわ、せっかく試験合格した公務員も
1年半で辞めるわと好き放題してきた長男には、
もはやひとかけらの期待も残っていないようだった。\(^o^)/

1月にはおうち探しのために日本橋へ。
いや。間違えた。なんばへ。\(^o^)/

結果としてたまたま日本橋に住むことになって
pocoの近くに家を借りたけど念のため言っておくと
別にメイド喫茶に行きたくてあそこに住んだわけじゃないんだ。
本当に偶然なんだ。\(^o^)/

1月にはばっちりめいどるちぇアンダンテ
行ってるようなんだけどこれは普通に遊びに
行っていただけで故意ではないんだ。\(^o^)/
恋はあったけど。\(^o^)/


不動産屋さんに行けばわかると思うけど、
実は日本橋近辺は家賃が非常に安いです。

理由は治安が悪いから。\(^o^)/

不動産屋さんには、あまり勧めないといわれたけど
何かしらの直感が働いた私は何かに惹かれるように
日本橋の暮らしを始めたのでした・・・。